黒皮とミガキについて

2018年9月18日

黒皮とミガキについて説明します。

1. 黒皮とは

熱間圧延のときの酸化皮膜。熱間圧延は、高温であるために表面に酸化被膜ができる。酸化被膜とは酸化鉄のこと。鋼材メーカーから圧延したままの状態で出荷される為、材料には圧延による残留応力(ストレス)がある。
http://ohnoseiki.com/metal-kurokawaより

材料屋より詳しい説明なので、コピペしました。

2. 黒皮の感じ

必要に応じて焼きなましなどをする。表面は黒く、ボロボロした手触りをしている。黒いのは皮のようにあくまで表面だけである。黒皮層は内部より硬いことが特長。その為切削加工での初回の切り込みでは黒皮層より深く切り込むこまないと切削工具が摩耗や欠損してしまう。
http://ohnoseiki.com/metal-kurokawaより

材料屋より詳しい説明なので、コピペしました。
表面が酸化されているので、焼き入れに必要な炭素も燃えて無くなっている。
焼き入れするなら、表面から1mmの切削が必要です、

3. ミガキとは 棒材

JIS規格で規定されている「みがき棒鋼」のこと。冷間引き抜きされ、表面がツルツルして、きれいに仕上がっている鉄鋼素材。 みがき棒鋼は冷間(常温)引抜き塑性加工によって、丸や四角や六角形等に寸法や制度が正確に加工されており、用途によっては 追加工することで金属製品や部品になる。
http://ohnoseiki.com/metal-kurokawaより

材料屋より詳しい説明なので、コピペしました。
ミガキは研磨していません。ただ表面が金属色に光ってるだけです。
寸法公差的には、h9-h11程度で、マイナス公差です。
マイナス公差とは、12mmと言っても、測ると11.9mmって感じ。
油がなくなると、錆びます。

4. ミガキの感じ

みがき棒鋼は製造の過程で冷間でロール圧延したり、ダイスを通したりする為、大きな力を加えることで表面が加工硬化し、内部に残留応力が発生する。その為、ひずみがでやすい部品や形状や加工の場合には熱処理を行う。
http://ohnoseiki.com/metal-migaki.htmより

材料屋より詳しい説明なので、コピペしました。
通常のミガキは、内部に加工歪みが貯まっているので、片側だけ削ると曲がる。
LA上がりのミガキを探すのが難しいですが、LA上がりのミガキなら、曲りが少ない。

5. ミガキの板とは

常温又は常温に近い温度で、圧延して仕上げた板材です。
表面が金属色しているのでミガキと言っています。未研磨です。油がなくなると、錆びます。
SPCCと言ったり、SSミガキ板と言ったりしています。

6. 酸洗い品 NO.1仕上げとは

熱間圧延後、熱処理・酸洗したもので、にぶい銀白色の粗い面を示します。
http://www.nikkinko.co.jp/products-i/stainless/finish.htmlより

メーカーのページよりコピペしました。
酸洗い品 NO.1は、ステンレスの板で使う表現です。
触るとザラザラします。

7. 2Bとは

No.2D仕上後、スキンパスを施したもので、表面は美しい光沢を持ち、広く一般に使用されています。

2Dとは、冷間圧延後、焼鈍酸洗したもので材質が軟らかく深絞り用に適しています。 表面は銀白色で、強い光沢を好まない用途に用いられます。
http://www.nikkinko.co.jp/products-i/stainless/finish.htmlより

メーカーのページよりコピペしました。
ステンレスの薄い板は、何も指定しないと、2Bの板が届きます。
ステンレスの薄板は、2Bなのです。

8. ミガキと黒皮の狭間

SPCCの板を丸めて溶接した鉄の丸パイプは、黒皮と言うだろうか? ミガキだろうか?
SPCCの板を四角く曲げて溶接した鉄の四角パイプは、黒皮と言うだろうか? ミガキだろうか?
⇒グレーです。溶接したところは、黒く焼けているので黒皮です。溶接部分以外は、ミガキです。
⇒当店では、この様な場合、ミガキと言えないので、黒皮と言っています。

ステンレスの2Bの板を丸めて溶接した鉄の丸パイプは、ミガキだろうか?
ステンレスの2Bの板を四角く曲げて溶接した鉄の四角パイプは、ミガキだろうか?
⇒未研磨と言っています。黒皮、ミガキ、酸洗い、関係なく、未研磨です。

9. 400番研磨とは

#400バフによって研磨し光沢良く仕上げたもので、各種用途に使用されています。
http://www.nikkinko.co.jp/products-i/stainless/finish.htmlより

ステンレスの化粧管が400番研磨です。ほぼ鏡の表面です。

10. HL ヘアーライン研磨とは

連続的に一方方向に研磨仕上げしたもので、カーテンウォール・サッシなどの建築材、ショーケース、冷蔵庫パネルなどに広く使用されています。
http://www.nikkinko.co.jp/products-i/stainless/finish.htmlより

粗い研磨と言うか、後で傷が付いても、目立たたない感じです。

11. BAとは

冷間圧延後、光輝焼鈍処理を施したもので、家電製品、厨房器具、自動車部品などに使用されます。
http://www.nikkinko.co.jp/products-i/stainless/finish.html

見た目、研磨と同じ感じ。焼鈍してあるので、曲げやすい。当店は、曲げたことないので、不明です。
これがBA管になると、外側と内側が研磨した感じ。
内側の研磨は不明です。見た目、研磨してある感じ。

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2018年9月18日

Posted by 店主「さんどう」